こんにちは!仙台市青葉区の歯科クリニック『デンタルフラッグ・ステージ二日町』 院長 前澤訓(マエザワサトシ)です。
夫婦やカップルで、健康に気を遣って食生活を見直したり、運動を始めたりする方は多いですよね。
実は「お口の健康」も、パートナーと一緒に取り組むことで効果がぐんとアップするんです!
今回は、“ふたりで歯周病を予防する”という新しい健康習慣について、分かりやすくご紹介します。
キスや食事で歯周病菌がうつる?
恋人同士・夫婦関係では、食器の共有やスキンシップが日常茶飯事ですよね。
ですが前回もお伝えしたように、歯周病菌は唾液を通して感染する細菌。
つまり、どちらか一方が歯周病の場合、パートナーにうつるリスクがあるということになります。
パートナーと一緒に予防するメリット
- お互いにモチベーションを保てる
- 習慣化しやすくなる
- 生活リズムの中に歯みがきを組み込みやすい
- どちらかが気づいた症状を共有できる
- 子どもがいる場合は家族全体の予防につながる
ふたりで取り組むおすすめ習慣5選
① 毎晩の歯みがきタイムを一緒に
「一緒に磨こう」が合言葉。鏡の前に並ぶと意外と楽しい習慣になります。
② お互いの口臭チェック
においが気になる日は、実は炎症のサインかも。指摘し合える関係性が理想です。
③ 歯医者の定期健診をデート感覚で
「次の検診、同じ日に予約しよう!」と誘えば、自然と通院のきっかけに。
④ 禁煙サポート
タバコをやめたい方には、パートナーの応援が大きな力に。
⑤ 食生活も“歯にやさしい”メニューに
噛みごたえのある野菜や、ビタミン豊富な食品で歯ぐきの健康を保ちましょう。
“パートナーと歯科医院に来る方”増えてます!
最近では、ご夫婦・カップルで一緒に歯科医院に通う患者さまが増えてきました。
- 「一緒に歯石取りを受けたい」
- 「夫の口臭が気になるからチェックしてほしい」
- 「妊娠中なので夫婦で歯周病ケアを意識している」
…など、意識の高いご家庭ほど、実は“口の健康”にも目を向けているんです。
歯周病は“ふたりの未来”にも関係する?
歯周病と妊娠・出産の関係性は、近年よく知られるようになってきました。
- 歯周病があると早産や低体重児出産のリスクが高まる
- 妊婦さんはホルモンの変化で歯ぐきが炎症を起こしやすい
- 妊娠中のパートナーから感染する可能性も
だからこそ、夫婦で一緒に歯ぐきを健康に保つことがとても大切なんですね。
まとめ:歯周病ケアは“ひとりより、ふたりで”!
歯周病は「お年寄りの病気」と思われがちですが、
実際は20代後半〜40代の働き盛りの方にも増えています。
一方で、ふたりで取り組めば、お互いに支え合いながら長く続けられる健康習慣にもなります。
パートナーの口の健康を守ることは、あなた自身の健康を守ること。
ぜひ今日から、“ふたりで始める歯周病予防”を取り入れてみてくださいね。
監修:デンタルフラッグ・ステージ二日町 院長 前澤訓(マエザワサトシ)
宮城県仙台市出身
日本歯科大学生命歯学部(東京)口腔外科第二講座大学院卒業
2010年 デンタルフラッグ・ステージ二日町開業 院長
宮城県歯科医師会代議委員
宮城県歯科医師連盟評議委員
宮城県日本歯科大学校友会理事
社会福祉法人未来福祉会理事
仙台市立広瀬中学校校医
ミッキーこども園園医(北仙台園、八乙女園、泉中央園、八乙女中央園、榴ヶ岡公園前園)
ぶんぶん保育園園医(二日町園、小田原園)
少林寺拳法中拳士三段
(2025年7月現在)