こんにちは!仙台市青葉区二日町の歯科クリニック『デンタルフラッグ・ステージ二日町』院長 前澤訓(マエザワサトシ)です。
親知らずの相談に来られた患者さんから、「レントゲンで何がわかるんでしょう?」といったご質問をいただくことがあります。
実は、親知らずは見えている部分だけでは判断できない歯です。
今回は、親知らずのレントゲンでどんなことが分かるのか?わかりやすくお話ししますね。
親知らずは見えない部分が多い歯
親知らずは、
・歯ぐきの中に埋まっている
・斜めや横向きに生えている
・完全に骨の中にある
といったケースが少なくありません。
見た目では「少し頭が見えているだけ」でも、
実際には歯の大部分が骨の中にあることもあります。
そのため、正確な状態を確認するためにレントゲンがとても重要になります。
① 親知らずの「向き」がわかる
レントゲンでまず確認するのは、親知らずの生えている向きです。
例えば、
・まっすぐ生えている
・斜めに傾いている
・横向きに埋まっている
など、生え方は人によって大きく違います。
この向きによって、
・抜歯の難易度
・炎症の起こりやすさ
が変わってきます。
② 骨の中にどれくらい埋まっているか
親知らずの中には、
・ほとんど出ている歯
・半分埋まっている歯
・完全に骨の中にある歯
など、さまざまな状態があります。
レントゲンを見ることで、骨の中にどれくらい埋まっているかを確認することができます。
これによって、
・歯ぐきをどの程度開く必要があるか
・処置の時間の目安
なども判断できます。
③ 手前の歯への影響
親知らずが斜めに生えていると、手前の歯(7番)にぶつかっていることがあります。
その場合、
・虫歯
・歯周病
・歯の根のダメージ
といった問題が起きていることもあります。
レントゲンは、こうした見えないトラブルを早く見つけるためにも重要です。
④ 神経との位置関係
下の親知らずの場合、特に重要なのが顎の神経との距離です。
下あごの骨の中には、太い神経と血管が通っています。
親知らずの根がこの神経に近い場合、慎重な治療計画が必要になります。
レントゲンを確認することで、神経との距離やリスクを判断する材料になります。
⑤ 将来生えてくる可能性
まだ歯ぐきの中に隠れている親知らずも、レントゲンでは確認できます。
「まだ痛くないから大丈夫」と思っていても、実はこれから生えてくる親知らずが見つかることもあります。
その場合、
・今後の注意点
・経過観察のタイミング
などを考えることができます。
レントゲンは安心のための検査
レントゲンと聞くと、「ちょっと怖い」と感じる方もいるかもしれません。
ですが、歯科のレントゲンは放射線量がとても少ない検査です。
それ以上に、安全に治療を進めるために大切な情報を得ることができます。
まとめ
親知らずのレントゲンでは、
✔ 歯の生えている向き
✔ 骨の中の位置
✔ 手前の歯への影響
✔ 神経との距離
など、見た目では分からない情報を確認することができます。
親知らずの治療は、事前の正確な診断がとても重要です。
気になる症状がある方はもちろん、「自分の親知らずはどうなっているのかな?」
と思った方も、ぜひ一度チェックにいらしてくださいね!
監修:デンタルフラッグ・ステージ二日町 院長 前澤訓(マエザワサトシ)

宮城県仙台市出身
日本歯科大学生命歯学部(東京) 口腔外科第二講座大学院卒業
2010年 デンタルフラッグ・ステージ二日町開業
宮城県歯科医師会代議委員
宮城県歯科医師連盟評議委員
宮城県日本歯科大学校友会理事
社会福祉法人未来福祉会理事
仙台市立広瀬中学校校医
ミッキーこども園園医
ぶんぶん保育園園医
少林寺拳法中拳士三段
(2026年2 月現在)



