親知らずを抜くベストなタイミングは?

 |  |  | 0

 

 

こんにちは!仙台市青葉区二日町の歯科クリニック『デンタルフラッグ・ステージ二日町』院長 前澤訓(マエザワサトシ)です。

「親知らずって、いつ抜くのがいいんですか?」これは歯科医院でとてもよく聞かれる質問のひとつです。

・痛くなってから抜くべき?
・痛くなくても抜いたほうがいい?
・年齢は関係あるの?

など、迷われる方も多いと思います。
今回は、親知らずを抜くタイミングについて、わかりやすくお話ししますね!


痛くなってから抜く人が多い?

実際のところ、親知らずの抜歯は「腫れて痛くなったから来ました」というタイミングで来院される方が多いです。

しかし、炎症が強い状態では

・麻酔が効きにくい
・腫れが大きくなる
・治りが遅くなる

といったことが起こる場合があります。

また、炎症が強いときは、すぐに抜歯できないこともあります。

まずは炎症を抑えるために消毒・お薬の処方などを行い、腫れが落ち着いてから抜歯するケースも少なくありません。

そのため、可能であれば強い炎症が起きる前のタイミングで対応する方が理想的です。


若いうちの抜歯にはメリットがある

一般的に、10代後半〜20代くらいは

・骨がやわらかい
・歯の根が完全に完成していないこともある
・治りが比較的早い

という特徴があります。

そのため、埋まっている親知らずでも比較的スムーズに抜歯できるケースが多いです。

また、若い時期は体力もあるため、抜歯後の腫れや痛みがあっても回復が早い傾向があります。

一方、年齢が上がると

・骨がかたくなる
・歯の根が複雑になる
・回復に時間がかかる

ことがあります。

もちろん何歳でも抜歯は可能ですが、若い時期の方が体への負担は少ない傾向があります。


こんな場合は早めの検討を

次のような場合は、比較的早めに抜歯を検討することがあります。

・斜めや横向きに生えている
・歯ぐきがよく腫れる
・手前の歯にぶつかっている
・虫歯になりやすい位置にある

こうした状態は、将来的にトラブルを起こす可能性が高いためです。

例えば、親知らずが斜めに生えていると、手前の歯との間に汚れがたまりやすくなります。

すると、親知らずが虫歯になる・手前の歯まで虫歯になるというケースもあります。

手前の歯は噛む力の中心になる大切な歯なので、その歯を守る意味でも親知らずの処置を検討することがあります。


今すぐ抜かなくてもよいケース

一方で、

・まっすぐ生えている
・きちんと磨けている
・炎症を起こしていない

このような親知らずは、無理に抜かず様子を見ることもあります。

親知らずの状態は人それぞれです。

レントゲンなどで確認しながら、

・炎症の有無
・歯並びへの影響
・清掃のしやすさ

などを総合的に判断します。

大切なのは、「抜くか・抜かないか」ではなく、今どんな状態なのかを知ることです。


妊娠やライフイベントも考慮

親知らずの抜歯を考える際には、

・妊娠
・受験や就職活動
・仕事の忙しい時期
・長期の予定

など、生活のタイミングも大切です。

例えば妊娠中は、使えるお薬や治療のタイミングに制限が出ることがあります。

そのため、将来的に妊娠を考えている方は、妊娠前に親知らずの状態を確認しておくと安心です。

また、抜歯後は数日ほど腫れることもあるため、大事な予定の直前は避けたほうが安心です。


まとめ

親知らずの抜歯のタイミングは、

✔ 強い炎症が起こる前
✔ 若いうちの方が回復しやすい
✔ 状態によっては経過観察も可能

という点がポイントです。

親知らずは、人によって本当に状態が違います。「まだ大丈夫かな?」と思っている方も、一度チェックしておくと安心です。

気になる方は、ぜひお気軽にご相談くださいね!


監修:デンタルフラッグ・ステージ二日町 院長 前澤訓(マエザワサトシ)

宮城県仙台市出身
日本歯科大学生命歯学部(東京) 口腔外科第二講座大学院卒業
2010年 デンタルフラッグ・ステージ二日町開業
宮城県歯科医師会代議委員
宮城県歯科医師連盟評議委員
宮城県日本歯科大学校友会理事
社会福祉法人未来福祉会理事
仙台市立広瀬中学校校医
ミッキーこども園園医
ぶんぶん保育園園医
少林寺拳法中拳士三段
(2026年2 月現在)