親知らずを放置するとどうなる?

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こんにちは!仙台市青葉区二日町、地下鉄「北四番丁駅」から歩いてすぐの歯科クリニック『デンタルフラッグ・ステージ二日町』院長 前澤 訓(まえざわ さとし)です。

「親知らずがあるのは知っているけれど、痛みがないから放っておいている」 「親に『抜くと痛いよ』と言われて怖くて放置している」

そんな方は、実はとても多いです。確かに、痛くも痒くもないのに歯医者さんへ行くのは少し勇気がいりますよね。しかし、歯科医師として正直にお伝えすると、親知らずの放置は、将来的に「あの時診てもらえばよかった……」という大きな後悔に繋がることが非常に多いのです。

今回は、「親知らずを放置するとどうなるのか?」。そして、痛みがないからこそ気をつけてほしい注意点についてお話ししていきますね!


「痛みがない=健康」ではない!?親知らずの落とし穴

多くの患者様が「痛くなったら歯医者に行けばいい」と考えがちですが、親知らずに関してはその考え方が一番危険です。なぜなら、親知らずは「症状が出たときには、すでに手遅れ(手前の歯までダメになっている)」というケースがとても多いからです。

親知らずが痛みがない状態で、ひっそりと進行させるトラブルには、主に以下のようなものがあります。

① 「知らないうち」に進む、隣の歯の虫歯

親知らずが斜めに生えていると、手前の奥歯との間に「魔の隙間」が生まれます。ここはどんなに器用な方でも、ハブラシを届かせることは不可能です。 ここにバイ菌が溜まると、親知らずだけでなく、手前の大切な「第二大臼歯」が虫歯になります。この虫歯は歯の根元に近い場所から進むため、痛みがないまま神経まで到達してしまうことがよくあります。

② 歯を支える骨が「溶ける」

汚れが溜まり続けると、歯茎だけでなく、歯を支えている顎の骨(歯槽骨)まで炎症が広がります。これを放置すると、親知らずの周りだけでなく、手前の健康な歯を支える骨まで溶けてしまい、親知らずを抜いた後も隣の歯がグラグラしてしまう……というリスクがあるのです。


親知らずを長期間「放置」すると、最後はどうなる?

もし、トラブルを抱えた親知らずをそのままにしておくと、どんな未来が待っているのでしょうか。

パターンA:突然、顔が腫れ上がる

ある日突然、バイ菌の活動が体の免疫力を上回ったとき、急激な腫れ痛みに襲われます。 「仕事が忙しくて寝不足だった」「風邪を引いて体力が落ちていた」そんなタイミングで、親知らずは牙を剥きます。ひどい場合は、口が開かなくなったり、喉の方まで腫れが広がって呼吸が苦しくなったりして、入院が必要になるケースもあるほどです。

パターンB:大切な「手前の歯」も一緒に抜くことになる

これが歯科医師として最も悲しいパターンです。放置した親知らずのせいで隣の歯がボロボロになり、本来なら一生使えたはずの奥歯を、親知らずと道連れで抜かなければならなくなります。奥歯を失うと、噛む力はガクンと落ちてしまいます。

パターンC:抜歯の難易度が上がり、治りが遅くなる

年齢を重ねると、顎の骨はどんどん硬くなります。また、親知らずの根っこが顎の神経に癒着してしまうこともあります。

20代なら5分で終わったはずの抜歯が、50代で放置した結果、1時間かかる手術になり、術後の腫れも長引く……ということも珍しくありません。


痛みがない場合にこそ確認したい!3つの注意点

今現在、親知らずに痛みがないという方は、鏡を見ながら、あるいはご自身の感覚で以下の注意点をチェックしてみてください。

  1. 親知らずが「半分だけ」見えている 歯茎が被っている部分は、バイ菌にとって最高の隠れ家です。今は痛くなくても、爆弾を抱えているのと同じ状態です。

  2. 食べ物がいつも同じ場所に詰まる 親知らずの周辺に食べカスが詰まる感覚があるなら、それはすでに自浄作用(自然に綺麗になる力)が失われているサインです。

  3. 手前の歯が浮いた感じや違和感がある 痛みというほどではなくても、「なんとなく違和感がある」のは、親知らずが隣の歯をグイグイ押している証拠かもしれません。


デンタルフラッグ・ステージ二日町が「今」できること

親知らずを放置して不安を感じている方のために、まずは「お口の精密健康診断」をおすすめしています。

  • 将来予測のご説明: 「このまま放置すると5年後にどうなるか」を、専門家の視点からシミュレーションして具体的にお伝えします。

  • 「抜かない」という選択のサポート: もちろん、全ての親知らずを抜くわけではありません。様々理由で「抜かない」選択をした場合は、痛みなど症状がでないよう管理していきましょう。


まとめ:痛みはなくても、心当たりはありませんか?

親知らず、ずっと気になってはいるんだけど……」 そのお気持ち、よくわかります。でも、痛みがない今だからこそ、落ち着いて最善の選択ができるチャンスでもあります。

放置した結果として起こるリスクを最小限に抑えるために、一度当院でチェックしてみませんか?「お口のパートナー」として、丁寧にお調べいたします。

無理に抜歯を勧めることはありません。まずは「自分の現状を知る」ことから始めてみましょう!


クリニック情報

デンタルフラッグ・ステージ二日町

  • 住所: 仙台市青葉区二日町7-6 第5ダイキンビル2階
  • 診療時間: 平日(月・火・水・金) 20:00まで診療(最終受付19:30)
  • 予約方法: 公式LINEからのネット予約も可能です

監修:デンタルフラッグ・ステージ二日町 院長 前澤訓(マエザワサトシ)

宮城県仙台市出身
日本歯科大学生命歯学部(東京) 口腔外科第二講座大学院卒業
2010年 デンタルフラッグ・ステージ二日町開業
宮城県歯科医師会代議委員
宮城県歯科医師連盟評議委員
宮城県日本歯科大学校友会理事
社会福祉法人未来福祉会理事
仙台市立広瀬中学校校医
ミッキーこども園園医
ぶんぶん保育園園医
少林寺拳法中拳士三段
(2026年4月現在)