【歴史の裏話】新選組最強の剣士の命を奪った感染症とは

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こんにちは!仙台市青葉区 北四番丁駅から歩いてすぐの歯科クリニック『デンタルフラッグ・ステージ二日町』院長 前澤訓(前ザワ サトシ)です。

前回のブログでは、坂本龍馬やルイ14世など、お口の感染症に悩まされた世界の偉人たちのお話をしました。

大変ご好評をいただきましたので、今回は「歴史の裏話・番外編」の第2弾をお届けします!

今回スポットを当てるのは、幕末の京都を震撼させた一振りの天才剣士。 新選組の二番隊組長、「永倉新八(ながくらしんぱち)」です。

新選組といえば、局長の近藤勇や、副長の土方歳三、天才剣士の沖田総司などが有名ですが、実は「新選組で誰が一番強かったか?」という議論において、必ず筆頭に名前が挙がるのがこの永倉新八です。

数々の激戦をくぐり抜け、池田屋事件でもボロボロになりながら生き残った最強の剣士。 そんな彼は、幕末を生き延び、なんと大正4年(1915年)に75歳で亡くなるまで天寿を全うしました。

戦場では誰にも負けなかった伝説の剣士。

しかし、そんな彼の命を最後に奪ったのは、刃(やいば)でも弾丸でもなく、実は「お口のむし歯から始まった感染症」だったのです。

今回は、永倉新八の最期を看取ることになってしまったお口の病気、「骨髄炎(こつずいえん)」と「敗血症(はいけつしょう)」の恐ろしさについて、現代の歯科医療の視点からお話しします。


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むし歯・歯周炎の放置が招いた「骨髄炎」という悲劇

大正4年の冬、小樽に住んでいた永倉新八は、ひどいむし歯(あるいは歯周炎)を患っていました。 当時は今ほど気軽に歯医者さんに行ける時代ではなく、抗生物質(バイ菌を殺すお薬)もまだ日本にはありません。

痛みを我慢しているうちに、バイ菌は歯の根っこの先を突き破り、あごの骨の内部へと侵入していきました。これが「骨髄炎(こつずいえん)」の始まりです。

あごの骨の中にバイ菌が感染すると、骨の中で膿(うみ)が溜まり、あご全体が激しく腫れ上がります。想像を絶する激痛が走り、高熱が出たり、口が全く開かなくなったりします。 新選組の猛者として、刀傷の痛みには人一倍強かったはずの永倉新八も、この骨の奥から突き上げてくる感染症の痛さには、どれほど苦しめられたことでしょうか。


最終段階:バイ菌が全身をめぐる「敗血症」へ

骨髄炎を起こしたバイ菌の勢いは、あごの骨だけにとどまりませんでした。 あごの血管から入り込んだ大量のバイ菌は、血液の波に乗って、一気に全身の臓器へと広がっていきました。

これが彼の直接の死因となった「敗血症(はいけつしょう)」です。

敗血症とは、血液の中にバイ菌が入り込み、全身で激しい炎症が起きて、重大な臓器(心臓や肺、腎臓など)が次々と働かなくなってしまう、極めて危険な状態です。

現代の医療であっても、一刻を争う救急治療が必要な恐ろしい病気です。

歴史書には、彼の死因は「むし歯が原因の骨髄炎からくる敗血症」とはっきりと記録されています。 幾多の戦場を生き抜き、暗殺の危機を何度も乗り越えた「新選組最強の男」は、目に見えない小さなお口のバイ菌の感染によって、その波乱に満ちた生涯を閉じることとなったのです。


もし、現代の歯科医療がそこにあったなら……

永倉新八が亡くなった大正4年は、今からほんの100年ほど前のことです。 もし、彼が今の時代に生きていて歯科治療を受けられたら彼の運命はどうなっていたでしょうか。

  • 初期の段階なら: 痛みが少ないうちにむし歯や歯ぐきの治療をして、感染をストップさせていました。

  • 神経まで進んでいたとしても: 前々回お話しした「根管治療(歯の根っこの大掃除)」を行い、バイ菌を骨の中にいかせないように密閉していました。

  • 万が一、骨髄炎になりかけても: 現代には優れた抗生物質(お薬)や、世界基準で滅菌された精密な外科器具があります。速やかに膿を出し、お薬で菌を叩くことで、敗血症になる前に確実に命を救うことができました。

永倉新八の悲劇は、過去の遠い昔の話ではありません。「お口の感染を放置すると、骨が溶け、バイ菌が血液に入って命に関わる」というメカニズムは、現代を生きる私たちの体でも全く同じように起こるリスクなのです。


まとめ:あなたの健康を守る、現代の「盾」になりたい

新選組最強の剣士ですら勝てなかった、お口の感染症。 しかし、現代に生きる私たちは、正しい知識と、定期的な歯科ケアという「最強の盾」を持っています。

「ただのむし歯だから、そのうち行けばいいや」 「痛みが治まったから、歯医者はもう行かなくて大丈夫」

そんな風に油断してしまうことが、一番のキケンです。 お口の中に違和感や痛みを感じたときは、それは体の中にバイ菌が侵入しようとしているサイン。我慢の強さを競うのではなく、早めにプロの手を借りることが、ご自身の命と健康を守る一番賢い選択です。

仙台市青葉区二日町の『デンタルフラッグ・ステージ二日町』では、皆様が永倉新八のような辛い思いをすることが決してないよう、最先端の技術と、徹底的に滅菌された安心の環境で、お一人おひとりのお口の平和を守りたいと思っています。

幕末の志士たちも羨むような現代の素晴らしい歯科医療を、ぜひあなたのご健康のために役立ててくださいね。

「ちょっと奥歯に違和感があるな」と思ったら、いつでもお気軽に当院へご相談ください。皆様のご来院を、心よりお待ちしております!


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監修:デンタルフラッグ・ステージ二日町 院長 前澤訓(マエザワサトシ)

宮城県仙台市出身
日本歯科大学生命歯学部(東京) 口腔外科第二講座大学院卒業
2010年 デンタルフラッグ・ステージ二日町開業
宮城県歯科医師会代議委員
宮城県歯科医師連盟評議委員
宮城県日本歯科大学校友会理事
社会福祉法人未来福祉会理事
仙台市立広瀬中学校校医
ミッキーこども園園医
ぶんぶん保育園園医
少林寺拳法中拳士三段
(2026年7月現在)