こんにちは!仙台市青葉区二日町にある歯科クリニック『デンタルフラッグ・ステージ二日町』院長 前澤 訓(まえざわ さとし)です。
本日はちょっと視野を世界に広げて、面白い「世界の歯医者さんのお話」をしてみたいと思います。
みなさんは「世界で一番、顎関節症に悩んでいる人が多い国」ってどこだと思いますか?
「海外の人はお肉をたくさん食べるからアゴが強そう」「日本人はアゴが細いから日本が多いのかな?」など、いろいろなイメージが湧きますよね。
実は、世界的な医学研究やデータを紐解いていくと、顎関節症の多さには「その国の骨格の特徴」や「国民性(ライフスタイル)」が深く関係していることが分かっているんです!
世界で顎関節症が多いと言われている国や地域の特徴をご紹介しながら、「なぜ、私たち日本人にも顎関節症がこれほど増えているのか」についてお話ししますね。
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世界のデータから見る!顎関節症が多い国・地域の特徴
世界的な論文や統計データを見てみると、顎関節症に悩む人の割合(有病率)が高いと言われているのは、主に次のような国や地域です。
① アメリカやヨーロッパなどの「先進国」
アメリカやヨーロッパの国々では、顎関節症の認知度が非常に高く、治療を求めてクリニックを訪れる人がとても多い地域です。
その最大の理由は「強い競争社会によるストレス」だと言われています。
日々プレッシャーと戦うビジネスパーソンが多く、寝ている間の激しい歯ぎしりや、日中の無意識の食いしばり(TCH)によって、アゴを痛めてしまう人が後を絶ちません。
また、欧米の方は「歯並びや噛み合わせへの意識」が日本よりも格段に高く、「アゴが少しでもカクカク鳴ったら、すぐに専門の歯医者さんに行く」という文化が根付いていることも、データとして多く報告される理由のひとつです。
② ブラジルなど「南米」の一部
意外に思われるかもしれませんが、南米のブラジルなども、世界の顎関節症の研究において「悩んでいる人の割合が高い」と報告されることが多い国です。
南米の方は陽気でストレスが少なそうなイメージがあるかもしれませんが、近年の都市部における生活環境の変化や、睡眠の質の低下などが背景にあるのではないか、と言われています。
③ そして……日本を含む「東アジア」
そして私たち日本や韓国などの東アジア圏も、世界的に見て「顎関節症に悩む人が非常に多い地域」として知られています。
アジア圏、特に日本でこれほど顎関節症が多いのには、欧米とはまた違った「日本人ならではの明確な理由」があるんです!
なぜ日本人に顎関節症が多い?「骨格」と「国民性」のヒミツ
日本人にアゴのトラブルが多い理由は、大きく分けて2つあります。
理由その①:日本人は「アゴが小さくて華奢」な骨格だから
欧米の方と比べて、私たち日本人は「アゴの骨が小さくて、奥行きが浅い」という骨格的な特徴を持っています。
アゴの骨が小さいと、どうしても歯が綺麗に並びきるスペースが足りなくなり、歯並びがガタガタになったり、噛み合わせのバランスが崩れやすくなったりします。
さらに、アゴを支える筋肉や靭帯も欧米の方に比べて繊細で華奢なため、少しの強い力がかかっただけでも、アゴのクッション(関節円板)がズレたり、筋肉が悲鳴を上げて痛みを出しやすいのです。いわば、「もともとアゴのトラブルが起きやすい繊細な骨格」をしているんですね。
理由その②:日本人は世界一の「がんばり屋さん」だから
骨格以上に大きな影響を与えているのが、日本人の「真面目で、がんばり屋さん」な国民性です。
日本には「歯を食いしばってがんばる」「奥歯を噛み締めて耐える」という言葉がありますよね。これは単なる比喩表現ではなく、私たちはストレスやプレッシャーを感じたとき、本当に無意識に奥歯をギューッと噛み締めて耐えようとしてしまいます。
周りに迷惑をかけないように、自分の感情をグッと堪える
お仕事や家事を、完璧にやり遂げようと責任感を持つ
パソコンやスマホに向かって、時間を忘れて集中する
こういった、日本人の素晴らしい美徳や真面目さが、知らず知らずのうちにアゴの筋肉を24時間緊張させ、顎関節症を引き起こす最大の原因になってしまっているのです。
世界に負けない!日本人のアゴを守る「お守りケア」
世界的に見てもアゴに負担がかかりやすい環境にいる私たちだからこそ、日頃からアゴを労ってあげる「優しいお守り」が必要です。
当院『デンタルフラッグ・ステージ二日町』では、真面目にがんばる皆様のアゴを守るために、次のようなケアをおすすめしています。
オーダーメイドのマウスピース(スプリント治療) 世界中で最も信頼されている顎関節症の治療法です。真面目なあなたが寝ている間もがんばって食いしばってしまう力を、ふかふかのクッションが優しく受け止めて逃がしてくれます。
「歯を離してリラックス」の習慣 「がんばっているな」と気づいたとき、お口の中で上の歯と下の歯をそっと離し、アゴの力を抜いてあげてください。これだけでアゴの寿命はぐんと伸びますよ。
まとめ:世界一がんばるあなたのアゴを、ここで優しく休ませてください
世界のデータを見ていくと、顎関節症は「真面目に、一生懸命社会の中でがんばって生きている証拠」とも言える病気です。
ですから、「アゴが痛くなるなんて、自分が弱いのかな」なんて落ち込む必要はまったくありませんよ。むしろ、「私はそれだけ毎日を一生懸命がんばっているんだな」と、ご自身の体を褒めてあげてくださいね。
仙台市青葉区の『デンタルフラッグ・ステージ二日町』は、そんながんばる皆様が、張り詰めた緊張の糸をふっと緩めて、安心してアゴの不調を相談できる場所でありたいと思っています。
「世界の広いお話を聞いたら、なんだか自分のアゴの悩みも少し気持ちが軽くなったかも」
そんな風に思っていただけたら嬉しいです。アゴのカクカクや痛みをすっきり整えて、これからも美味しいご飯を笑顔で楽しめるよう、温かいスタッフ一同、いつでも皆様のご来院を心よりお待ちしております!
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監修:デンタルフラッグ・ステージ二日町 院長 前澤訓(マエザワサトシ)

宮城県仙台市出身
日本歯科大学生命歯学部(東京) 口腔外科第二講座大学院卒業
2010年 デンタルフラッグ・ステージ二日町開業
宮城県歯科医師会代議委員
宮城県歯科医師連盟評議委員
宮城県日本歯科大学校友会理事
社会福祉法人未来福祉会理事
仙台市立広瀬中学校校医
ミッキーこども園園医
ぶんぶん保育園園医
少林寺拳法中拳士三段
(2026年6月現在)



