顎関節症の治療って何するの?

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こんにちは!仙台市青葉区二日町にある歯科クリニック『デンタルフラッグ・ステージ二日町』院長の前澤 訓(まえざわ さとし)です。

「口を開けるとアゴがカクカク鳴って気になる…」 「固いものを食べたら、アゴの付け根がなんだか痛いな…」 「最近、大きなあくびをするのがちょっと怖いかも…」

ふとした瞬間に、このようなアゴの違和感や痛みを感じることはありませんか?

実は、こういったお悩みはお口のトラブルの中でもとても多く、「顎関節症(がくかんせつしょう)」という状態かもしれません。

「アゴの調子が悪いけれど、これって歯医者さんに行っていいのかな?」と迷われる方も多いのですが、実は顎関節症は私たち歯科医院がとっても得意としている分野なんですよ。

でも、「歯医者さんでアゴの治療って、一体何をするんだろう?」「痛いことをされたら怖いな……」と不安になってしまう方もいらっしゃいますよね。

そこで今回は、顎関節症と診断された場合、クリニックではどのような優しい治療を行うのか、そしてご自宅で無理なくできる「生活のちょっとした見直しポイント」について、分かりやすくお話ししていきますね。


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そもそも「顎関節症」ってどんな状態?

具体的な治療のお話の前に、まずは顎関節症がどんなものなのか、簡単にご紹介しますね。

顎関節症は、一言でいうと「アゴの関節や、アゴを動かす筋肉に負担がかかって、ちょっとお疲れ気味になっている状態」です。

主に、以下のような3つのサインが代表的です。

  1. アゴが痛む(口を開け閉めするとき、ギューッと噛み締めたとき)

  2. アゴを動かすと音がする(カクカク、シャリジャリなど)

  3. 口が大きく開けにくい(指を縦に3本並べて、お口にスムーズに入らないのが目安です)

「アゴの骨が変形しちゃったのかな?」と心配される方も多いのですが、多くの場合は、アゴの関節の間にある「関節円板(かんせつえんばん)」という優しいクッションが少しズレてしまったり、アゴの周りの筋肉が肩こりのように固まったりしていることが原因なんですよ。

では、実際に当院ではどのような方法でアゴの緊張をほぐしていくのか、見ていきましょう。


歯医者さんで行う、アゴに優しい主な治療法

顎関節症の治療では、いきなり手術をしたり、アゴを無理やり動かしたりするような痛い治療は行いませんので、どうぞ安心してくださいね。まずは「体に負担の少ない、優しい治療」からゆっくりスタートします。

1. マウスピース治療(スプリント療法)

顎関節症のケアで、一番よく行われるのが「マウスピース治療」です。

これは、患者さんお一人おひとりの歯型に合わせてお作りする、透明で柔らかいプラスチック製のマウスピースです。主に夜、寝ている間につけていただきます。

「マウスピースをはめるだけで、どうしてアゴが楽になるの?」と思いますよね。これには、こんな素敵なメリットがあるんです。

  • アゴへの負担をクッションのように和らげる 私たちは寝ている間に、無意識のうちに強い力で歯ぎしりや食いしばりをしていることがあります。マウスピースがクッションの役割を果たして、アゴの関節にかかるギューッとした圧力を優しく分散してくれます。

  • がんばりすぎている筋肉をリラックスさせる マウスピースをはさむことで、アゴの筋肉(噛むときに使う筋肉)が「ほっ」と緩みやすくなります。肩こりをほぐすようなイメージで、アゴの周りの緊張が和らいでいきます。

  • アゴの理想的な位置をサポートする 少しズレて負担がかかっていたアゴの関節を、本来の自然で楽な位置へと優しく導いてあげることができます。

当院でお作りするマウスピースは、できるだけ違和感が少なく、つけていて心地よいものになるよう、丁寧に調整を重ねていきますね。

2. お薬で痛みを和らげる方法(薬物療法)

「アゴが痛くて食事が楽しめない…」「お口を開けるのがつらい…」というときは、無理をせずに少しお薬の力を借りるのも大切な治療です。

  • 痛みを抑えるお薬:アゴの関節の炎症を優しく鎮めて、痛みを和らげます。

  • 筋肉をほぐすお薬:アゴの周りの筋肉がカチカチに固まっているときに、お薬の力でふんわりと緩めてあげます。

お薬でまずはつらい痛みを落ち着かせて、アゴを休ませてあげましょう。

3. 理学療法(マッサージや温熱療法)

クリニックで一緒に行う、アゴのリハビリやストレッチです。 温かいお湯やタオルなどでアゴをじんわり温めて血行を良くしたり、負担のない範囲で少しずつお口を開ける練習をしたりして、アゴの動きをスムーズに整えていきます。


一番大切にしたい「日常生活のちょっとした見直し」

実は、顎関節症の大きな原因は、何気ない「日頃のちょっとしたクセや生活習慣」に隠れていることが多いんです。 そのため、歯医者さんでマウスピースを作るのとあわせて、お家での過ごし方を少し見直してあげることが、根本から良くしていくための一番の近道になります。

「もしかしたら、やってしまっているかも?」と思うポイントがないか、優しくチェックしてみてくださいね。

① 「上の歯と下の歯」を離す習慣を♪(TCHの意識)

みなさんは、お仕事中やお家でリラックスしているとき、上の歯と下の歯はどうなっていますか? 触れ合っていますか? それとも離れていますか?

実は、リラックスしているとき、人間の上の歯と下の歯は、1〜2mmくらい隙間が空いているのが自然な状態なんです。歯と歯が接触するのは、ご飯を食べるときや、おしゃべりをするときだけで、1日のうちで合計しても「20分程度」と言われています。

でも、パソコンやスマホに集中しているとき、家事をがんばっているときなどに、無意識に「上の歯と下の歯をピタッと合わせている」方がとても増えています。

強い力で食いしばっていなくても、歯が触れ合っているだけで、アゴの筋肉はずっとお仕事を続けている状態になってしまうんですね。これがアゴの疲れ(顎関節症)につながります。

  • おすすめの工夫:「歯を離して、アゴをリラックス〜」と書いた可愛い付箋を、パソコンの画面や冷蔵庫など、よく目に入るところに貼ってみてください。それを見たときに「はっ」と気づいて、アゴの力を抜く練習をするのがとっても効果的ですよ。

② 姿勢をときどき意識してみる(猫背・ほおづえ)

スマホを見ているときに、ついつい下を向いて猫背になっていませんか? 頭が前に落ちる姿勢は、実はアゴを後ろに引っ張る筋肉に負担をかけてしまうんです。 また、テレビを見ているときの「ほおづえ」は、アゴの骨に直接負担がかかってしまうので、気づいたときにそっと手を下ろしてあげてくださいね。

③ 左右バランスよく噛んであげる

大好きなご飯を食べるとき、いつも右側(または左側)ばかりで噛む癖はありませんか? 片方ばかり使っていると、アゴの筋肉のバランスがちょっぴり崩れてしまいます。意識して「右でも左でも、美味しく噛もう」と心がけてみてくださいね。 また、アゴが痛いときは、少しの間だけ固いお肉やパンはお休みして、柔らかくて優しいメニューを選んでアゴを労ってあげましょう。

④ 寝るときの姿勢(うつ伏せ寝)

うつ伏せで寝ると、一晩中どちらか片方のアゴに、頭の重さ(約5kgもあります!)がかかり続けてしまいます。できるだけ、仰向けでリラックスして眠れるとアゴも喜びます。高すぎる枕もアゴや首に負担になりやすいので、ご自身に合った高さを見つけてみてくださいね。


まとめ:アゴの違和感は、我慢せずにいつでもご相談くださいね

顎関節症の治療は、歯を削ったり大掛かりなことをしたりするものではありません。「マウスピースでアゴを優しく守ってあげること」と「日常生活のクセを少しずつ見直していくこと」という、お体にとても優しいアプローチが基本です。

「これくらいで歯医者さんに行ったら迷惑かな…」 「音は鳴るけれど痛くないから、まだ大丈夫かな」

そんな風に遠慮される方もいらっしゃいますが、どうぞお気軽にいらしてくださいね。早い段階でお家でのケアを取り入れたり、マウスピースを使ったりすることで、アゴの負担が軽くなり、毎日のお食事がもっと楽しくなります。

仙台市青葉区の『デンタルフラッグ・ステージ二日町』では、患者さんのお悩みをじっくりと丁寧にお伺いし、アゴの状態はもちろん、毎日のお仕事や生活のペースに合わせた無理のないアドバイスを心がけています。

地下鉄の駅からも通いやすい場所にございますので、「アゴがなんだか変だな…」と思ったら、いつでもお気軽にお立ち寄りください。

大切な患者様が笑顔で美味しくごはんを食べられるよう、温かいスタッフ一同、いつでもお待ちしております!


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監修:デンタルフラッグ・ステージ二日町 院長 前澤訓(マエザワサトシ)

宮城県仙台市出身
日本歯科大学生命歯学部(東京) 口腔外科第二講座大学院卒業
2010年 デンタルフラッグ・ステージ二日町開業
宮城県歯科医師会代議委員
宮城県歯科医師連盟評議委員
宮城県日本歯科大学校友会理事
社会福祉法人未来福祉会理事
仙台市立広瀬中学校校医
ミッキーこども園園医
ぶんぶん保育園園医
少林寺拳法中拳士三段
(2026年6月現在)