顎関節症は遺伝する?

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こんにちは!仙台市青葉区二日町にある歯科クリニック『デンタルフラッグ・ステージ二日町』院長 前澤 訓(まえざわ さとし)です。

クリニックで患者さんや親御さんとお話ししていると、時々このような切実なご相談をいただくことがあります。

「私自身が顎関節症でずっと苦労してきたので、子どもに遺伝しないか心配です……」

「母もアゴがカクカク鳴る人だったんですが、やっぱり遺伝なんでしょうか?」

ご自身がアゴの痛みや開けづらさでつらい思いをされてきたからこそ、大切なご家族や子どもには同じ思いをさせたくない、と心配になるお気持ち、本当に本当によく分かります。

では実際のところ、顎関節症は親から子へ遺伝するものなのでしょうか?

今回は、顎関節症と遺伝の本当の関係、そして「実は遺伝よりも気をつけたいポイント」と、家族みんなでできる優しい予防法についてお話ししますね!


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ズバリ回答!顎関節症は「遺伝」するの?

結論からお伝えすると、「顎関節症という病気そのものが、遺伝子によって100%遺伝する」ということはありません。

「あぁ、よかった!」と、まずはホッと安心してくださいね。親が顎関節症だからといって、お子さんが必ず顎関節症になるわけではないので、心配しすぎる必要はありませんよ。

ただし、「顎関節症になりやすい“きっかけ”が引き継がれることはある」というのが、私たち歯科医師としての正確な答えになります。一体どういうことなのか、2つのポイントに分けてお話ししますね。

① 「アゴの骨の形や歯並び」は遺伝しやすい

病気そのものは遺伝しませんが、顔の輪郭やアゴの形、歯の大きさといった「骨格のベース」は親から子へと遺伝しやすいです。

  • 例えば、「生まれつき下アゴが小さめの家系」の場合、歯が綺麗に並ぶスペースが足りずに歯並びがガタガタになりやすく、噛み合わせのバランスが崩れやすいという特徴があります。

  • 噛み合わせのバランスが崩れていると、どうしてもアゴの関節に左右不均等な負担がかかりやすくなるため、結果として「親子で顎関節症になりやすい骨格のベースを持っている」ということはあり得ます。

② 遺伝よりも強力!?「生活習慣」のバトンタッチ

実は、遺伝よりももっと深く関係しているのが、一緒に暮らすことで自然と似てくる「生活習慣やクセの遺伝(環境因子)」です。

これまでのブログでもお話ししてきたように、顎関節症の最大の引き金は「日頃の何気ないクセ」です。子どもは、お父さんやお母さんの姿を本当によく見て育ちます。

  • ご飯を食べるときの「片側だけで噛む癖」

  • テレビを見たり本を読んだりするときの「ほおづえ」

  • スマートフォンを見るときの「下を向く猫背の姿勢」

  • 無意識のうちに歯を噛み締めてしまう「心の緊張感やストレスの感じ方」

こういった、アゴに負担をかける生活習慣や姿勢のクセが、家族で一緒に過ごす中で自然と「お揃い」になってしまうことがよくあります。これが、親子で顎関節症を引き起こしてしまう本当の理由であることが多いのです。


家族みんなでアゴを守る♪今日からできる優しい家族ケア

「骨格が似ているなら、やっぱり防げないのかな……」と悲観することはありません。 ベースの骨格が似ていたとしても、「アゴに優しい生活習慣」を家族みんなで新しく作っていけば、顎関節症は十分に予防できるんですよ。

ぜひ、お家で楽しみながら取り組んでみてくださいね。

① 「よく噛むメニュー」を食卓に並べよう

現代の柔らかい食べ物ばかりだと、アゴの周りの筋肉や骨が十分に育ちません。 毎日のご飯の中に、少し大きめに切ったお野菜や、ゴボウやレンコンなどの根菜類、具沢山のスープなどを取り入れてみてください。「みんなでしっかりモグモグ噛んで食べようね」と声を掛け合うだけで、アゴの成長を助け、筋肉のバランスが整っていきます。

② お互いに「ほおづえ」「猫背」を優しくチェック

家族がリビングでテレビを見ているとき、スマホを触っているとき、ついつい「ほおづえ」をついていたり、背中が丸まっていたりしませんか? 気がついたときは、怒るのではなく「あ、アゴが疲れちゃう姿勢になってるよ〜♪」と、優しく声を掛け合って教えてあげてください。家族みんなで意識すると、お家の姿勢がどんどん綺麗になっていきます。

③ 「歯と歯は離してリラックス」を合言葉に

お仕事や学校の勉強をがんばっているとき、家族みんなが無意識にお口を「ギューッ」と結んで噛み締めていることがあります。 「上の歯と下の歯は、普段は離してアゴをリラックスさせるのが正解なんだよ」ということを、ぜひ家族共通の知識にしてみてください。みんなで「ふぅーっ」とため息をついて、アゴを緩める時間を共有するのも素敵ですね。


まとめ:家族みんなの「お口の安心」を当院が守ります

顎関節症は、遺伝子に決められた運命ではなく、「骨格のちょっとした特徴」と「日頃のクセ」が重なって起こるものです。

だからこそ、ご自身が顎関節症で悩まれてきた親御さんは、「自分のせいで子どもに……」とご自分を責める必要はまったくありませんよ。むしろ、ご自身の経験があるからこそ、お子さんのアゴのちょっとしたサイン(音がする、口を開けたがらなくなるなど)に早く気づいてあげられる、素晴らしいサポーターになれるのです。

仙台市青葉区の『デンタルフラッグ・ステージ二日町』では、大人の顎関節症の治療はもちろん、お子さんのアゴの成長や歯並び、噛み合わせのチェックも丁寧に行っています。

「私のこのアゴのクセ、子どもにうつっていないか心配だな」 「家族みんなでアゴの健康を診てもらいたいな」

そんなときは、ぜひご家族みなさまでお気軽に当院へいらしてくださいね。

地下鉄の駅からも通いやすいアットホームなクリニックで、大切なご家族全員が、これからも笑顔で美味しいご飯を囲めるよう、温かいスタッフ一同、いつでも優しくお待ちしております!


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監修:デンタルフラッグ・ステージ二日町 院長 前澤訓(マエザワサトシ)

宮城県仙台市出身
日本歯科大学生命歯学部(東京) 口腔外科第二講座大学院卒業
2010年 デンタルフラッグ・ステージ二日町開業
宮城県歯科医師会代議委員
宮城県歯科医師連盟評議委員
宮城県日本歯科大学校友会理事
社会福祉法人未来福祉会理事
仙台市立広瀬中学校校医
ミッキーこども園園医
ぶんぶん保育園園医
少林寺拳法中拳士三段
(2026年6月現在)